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ピットブルテリアは危険犬か [ピットブルテリア]


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北アイルランドのベルファストの市議会は、各国の愛犬家から寄せられた助命嘆願を振り切る形で、禁止規定に違反して飼育されていた飼い犬を殺処分したと発表しました。

処分されたのは、「危険な違法犬種ピットブルテリアの一種」と市議会が判断した7歳のピットブルテリアの「レノックス」です。

飼い主のキャロライン・バーンズさんによると、家族に可愛がられ、躾も行き届いていたといいます。

北アイルランドではピットブルテリアの飼育が禁止されています。

各国の愛犬家から批判が巻き起こり、「レノックスを助けて」と訴えたバーンズさんの呼びかけに応えて有名人や政治家などを含む20万人がインターネットの助命嘆願に署名し、動物愛護団体の活動は海を越えて広がり、米ニューヨークの英国領事館とアイルランド領事館前でも助命嘆願集会が開かれました。

裁判にも持ち込まれたが、北アイルランドの最高裁は、レノックスの殺処分を命じた下級審の判断を支持しました。

これを受けて市議会が処分実行に踏み切りました。

市議会ではピットブルテリアについて、極めて予測不可能で危険な犬だとする専門家の意見を添え、公衆の安全を優先する必要があったと強調しています。

バーンズさんは市のやり方には強い憤りを感じ、レノックスにお別れを言うことさえできなかったと悲しんでいます。
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